祖父や祖母が来ていた古くなった着物を着てみたと思うのですが、汚れていてサイズも合っていません。どういったお手入れ方法を選んだらいいでしょうか

(1)お勧め!!【洗い張り】【シミ抜き】【お仕立て】 の組み合わせです。一番綺麗になり、サイズもぴったりになります。

(2)予算オーバーになるので最低限に・・・といわれる方

譲り受けた着物は一度はおってみて、鏡の前でくるっと一回りしてみてください。そのとき特に気になるところのみ 【シミ抜き】 して、短いな、小さいなと思われた部分のみ寸法直ししてはいかがでしょう。たとえば、小紋や紬などの普段着だから、袖が少し短くても大丈夫という場合は、身幅や身丈だけ長くするなどが可能です。

ただし、表地・八掛・胴裏のいずれも縫い代が無いと、寸法を大きくしたくてもできません。着物の前後の内揚に縫い代が無いと、胴裏や八掛に縫い代があっても身丈は出せません。また、振袖や訪問着など柄あわせの有る着物などは、反物の幅や縫い代が十分にあっても途中で柄が切れている場合はそこまでしか広げることはできません。

古い着物は、ほとんど折り目の汚れや色ヤケなどがありますので、大きいサイズに仕立直しするときは、その部分のお手入れ・お直しが必要になることも有ります。あくまでも「リフォーム」ですから、何処までお金をかけるか、十分ご検討ください。

「寸法が取れない」「シミが取れない」とあきらめていた大事な着物も、継ぎを入れたり、柄や刺繍を足したり、ヤケ直ししたりと、色々な方法をご提案できる場合も有りますので、遠慮なくご相談くださいませ。弊社からお客様への送料は頂戴しますが、お見積もりは無料です。

関連記事