鯨尺（くじらじゃく）

写真の鯨尺（くじらじゃく）とは、仕立てや採寸に使う、もの差しです。

着物の仕立てで使われている長さの単位は、尺・寸・分 （しゃく・すん・ぶ）です。

身長・肩ゆき・胴囲(ヒップ)をセンチメートルで測り、その長さをもとに着物寸法に割り出して仕立てていきます。

もの差しの目盛りは１分(いちぶ‥約4㍉‥)間隔に刻まれて数字の表記はありません。
使いづらいように見えるかもしれませんが、使い慣れると便利な道具です。

ちなみに、大工さんが使う曲尺（かねじゃく）も、尺寸分で表しますが、和裁用とはcmの比率が異なります。

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